読書記録:三宅 陽一郎「人工知能のための哲学塾」

AI倫理を考えるにあたって、哲学的なベースを持っていた方がいいと思い購入し、「第1夜」を読んだ。が、ここでの哲学は、AIに人を再現させるにあたって、哲学的に研究された人間の心の仕組みを紹介するというもののため、僕の読書の …

読書記録:西垣 通・河島 茂生「AI倫理-人工知能は「責任」をとれるのか」

この本で述べられているAIの倫理は、企業がAI導入において検討する「AI倫理」ではなく、「倫理」そのものとのAIとの関係。 僕が感得した要旨は「倫理を問題とできるのは自律的存在である(自由な意思決定をする)人間だけである …

読書記録・レビュー:日本IBM AI倫理チーム「AIリスク教本 攻めのディフェンスで危機回避&ビジネス加速」日経BP (2023/12/15)

一般向けなのでかなりわかりやすい記述。AIに求められる特性を5つにまとめているのみシンプルでよい。ただ書かれている各種のリスク(16+1に分類されている)が、本当にそれはリスクなのと疑問を呈したくなるものが多く、これを真 …

読書記録・レビュー:DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー 2023年 11月号 特集「AIリスクにどう対処するか 企業に求められる倫理と責任」

テクノロジーの進歩がもたらす「倫理的悪夢」を回避せよ→「言葉遊びで責任を果たしたと勘違いするな」という指摘は、痛いところを突かれたと考える経営者が多いのでは。以降の記述は陳腐な感じがした。 責任ある企業としてAIをどう活 …

AI倫理メモ ver.20240828

AI倫理の体系 ver.20240828AI倫理を考える上での自分的メモ本を読みながらの殴り書き状態勉強しながら追記していきます・「AIガバナンス」「AI倫理」としていたけれども、もっと包括的な概念として考えたいのでAI …

読書記録・レビュー:DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー 2024年 3月号 特集「生成AI 戦略と実行」

生成AIの潜在力を最大限に引き出す法→ちょっと月並み感がある内容。件名負けしている気がします。細かい事例は国内ではあまり見ないものが多いので興味を持てたけれどもそれだけ。 従業員が生成AIを活用するために企業は何をすべき …

読書記録・レビュー:責任あるAIとルール 古川 直裕 / 吉永 京子

AIの倫理に関するリスクの入門として非常にとっつきやすいと感じた。筆者の一人が同業者なので、法律関係の記述が多いかと思っていたらそうではなく、AIが惹起する倫理問題が幅広く記述されており、逆に法律問題の記述はあまりない。 …

読書記録・レビュー:責任あるAI: 「AI倫理」戦略ハンドブック 保科 学世

AIのリスクを回避するためのマネジメントシステムの構築策の提案が書かれています。AIに関するマネジメントの体系化確立されているとは言えない現状で、マネジメントシステムの構成要素を列記できているところには価値があると思いま …