個人情報の利用目的 : 範囲の広い抽象的な利用目的を定めてもよいか

当社では個人情報を様々な目的のために利用しており、収集の際に具体的な目的を定めておくことが困難です。例えば「お客様の満足度向上のために利用する」といった、解釈の範囲が広い目的を定めておくことは可能でしょうか。

個人情報の利用目的は「できる限り特定しなければならない」とされています(個人情報保護法第15条)。そのため概括的・包括的な利用目的の設定には問題があります。同法の17条の規定も相まって、取得時点で目的を特定できないようであれば、取得すること自体に問題があるという結論となるでしょう。 

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